群馬大学医学部附属病院 ハイブリッドRALS見学

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4月16日(月)群馬大学医学部附属病院へ病院見学に行ってまいりました。

今回の見学の目的はハイブリッドRALSと呼ばれる子宮頸がんに対する新しい治療を当院に導入することです。

通常、子宮頸がんに対する放射線治療は体の外から放射線を当てる外照射と、

子宮の中に器具を挿入して中から放射線を当てる腔内照射(RALS)の両方を組み合わせて行います。

ハイブリッドRALSとは、この腔内照射の際に、腔内照射の器具に追加して腫瘍の組織内に針を刺入し

その中からも放射線をあてる治療です。

ハイブリッドRALSを用いることで、より腫瘍や子宮の形に合わせて放射線をあてることが可能になります。

群馬大学ではこのハイブリッドRALSを年間100件以上行っているとのことで、

熟練した技術を直接指導していただき、とても貴重な経験をさせていだきました。

現状では広島県内でハイブリッドRALSを行っている施設はないため、

今回学んだ経験を活かし当院でもハイブリッドRALSの治療が可能となるように

準備を進めてまいりたいと思います。
 
また群馬大学では日本国内の他の大学に先駆けて、重粒子線センターが設置され、

がんの重粒子線治療が行われています。

今回は訪問先の先生方のご厚意で重粒子線治療も見学させていただきたいました。

有害事象低減のために緻密な治療が行われており、その準備も通常の放射線治療に比べて

かなり手間のかかるものでしたが、適応となる疾患ではとても有用な治療だと思いました。

まだまだ応用できる範囲は限定されるためすべてのがんに有用とは言えませんが、

群馬大学をはじめ世界中で今後重粒子線治療のさらなる発展が期待されます。

お忙しい中貴重な時間を割いていただいた群馬大学の先生方、スタッフの皆様方に心より御礼申し上げます。